忍者ブログ

もみの木ブログ

「まるまど文学館」広報誌 http://marumado.syarasoujyu.com 投稿されたコメントは、管理人が承諾するまで表示されません。しばらくお待ち下さい。 A contributed comment don't appear until a manager consents. Please wait a moment.

小椋佳「勝手の会」 in Club CITTA

小椋佳「勝手の会」 in Club CITTA に行ってきました。川崎にあります。

うちからは南部線に乗り換えですが、ま~混んでること、混んでること!ずいぶん前に行ったときもそうだったから、ずーーーーーっと混んでるんでしょうね。ご通勤・ご通学その他の皆さん、本当にお疲れ様です。

本来、「勝手の会」というのは、小椋佳さんが自作他作問わず”歌いたい歌を勝手に歌うコンサート”なのですが、10月4日は「勝手の会」であって「勝手の会」でない感じがしました。後日テレビで放送があるのかもしれないけど、有名な歌が半分くらい、数年前のアルバム版「勝手の会」みたいな「夢歌詩」に納められている歌を除くと、私が小椋さんの声で聞いたことがない歌は2、3曲しか無かったようです。

”僕はお客さんのこと考えずに勝手に歌いますから”・・・。私は小椋さんのそういうところも大好きなんです!!それもネタの一つかもしれないけど。
だから今回はなんか窮屈そうだなぁ、と感じました。小椋さんには、好きな歌を好きなだけ思いっきり歌っていてほしいのです。

よかったのは、私にとっては「山河」でした。*^^*
なんたって五木さんより堀内孝雄さんより他の誰よりも、小椋さんが歌うのが一番なんですから!!
また、バックコーラスもなく、作曲担当の堀内孝雄さんがゲストでいらしたにもかかわらず、本当に歌は小椋さんだけ。ある意味でこれは珍しい。

あと、何故か1曲だけ先へ先へとずらして歌われた歌(それも他作の)があったのが記憶に残りました。あるいはそれも”計算”かな。(笑)

とにかく1年半ぶりのコンサート、楽しませていただきました。^^
久しぶりの仲間たちとの食事会にも参加できたし。好い非日常、好い疲れです。
PR

第2章 アイユーブ警察学校 6

6.手のひら

 その日、ソフィアと篤史は、アイユーブ警察学校の正門前にいた。
 開講まであと半月の今日から、二人はここに住み込んで、篤史と入れ替わりになる校長や、事務方をはじめとする職員たちと打ち合わせや仕事の引き継ぎを行うのである。
 校長はルカイル・アフマドという、当地出身の女性警視正である。少し日に焼けた、小柄で少しだけふくよかな容姿は、会う者に安心感を抱かせる。
 そもそもアイユーブ警察学校があの計画の場になったのは、そろそろ七十歳になる彼女が体力の衰えを理由に退官を願い出たタイミングと計画開始とがたまたま一致したからなのだが、その瞳はまだ輝きを湛えていた。

 「加賀警視正、お久しぶりです。こちらは副校長になられる・・・?」
 「ご無沙汰しておりました、ルカイル警視正。こちらはソフィア・トート警視。」
 「ソフィア・トートです。」
 「ライランカの方ね。よろしく。お二人がいらっしゃる頃を見計らって、みんなに集まってもらってます。講堂のほうへどうぞ。」

 ルカイルは手を差し出した。七十歳になる彼女の手は柔らかく温かかった。そして何故か一点の光のようなものが感じられるのだったが。
 ソフィアはふと亡き母を思った。母上も温かい手をしていたっけ・・・。

 ソフィア--キリル皇女--の母・カナリア妃は、小柄で細い体つきをしていたが、誰の子でもまるで自分の子のように親しく話しかけたり叱ったりしたので、宮殿職員からも一般市民からも慕われていた。
 その母は、キリルが十歳の時に心臓発作で突然この世を去った。葬儀の日、父は冷たくなった妻と泣きじゃくる娘を抱きしめて、泣いた。
 「カナリア、お別れになるんだね。・・・人の命は本当に儚いものだ。少しでも何かバランスが崩れると死んでしまう・・・。だが、その儚さの故に人は誰もが美しく、尊い。キリル、おまえの母も優しい人だった、美しかった、そのことは決して忘れるな。」

 ルカイル、篤史、ソフィアの順に講堂に入ると、多くの視線とかすかなざわめきが感じられた。

 「みんな、こちらが後任の加賀警視正とソフィア警視です。私と同様にどうか助けてあげてくださいね。加賀警視正とは旧知の間柄だけれど、公明正大で優しい方よ。それでは加賀警視正、どうぞ。」

 篤史が進み出た。
 「初めまして、職員の諸君。加賀篤史と言います。今回、縁があってこの学校の校長を務めることになりました。これまでもそうであったように、これからも警察官の役割は大きくなっていくでしょう。だからこの学校を、その礎を築く存在にしていきましょう。そしてそのためには皆さんの力が必要なのです。どうかよろしくお願いいたします。」

 続いてソフィアが紹介された。
 「皆さん、こんにちは。ソフィア・トートです。私は、ご覧の通りライランカから来た者で、もともとは法律家です。同じ法を守る者として共通するところは多いと思いますが、警察官としての実務は経験していません。この学校でいろいろ学ばせていただけれはと思います。」

 それから、ルカイルは校内を案内してくれた。校長室、会議室、経理課、調理場と食堂、教室、武道の稽古場、男子寮と女子寮など、いずれも掃除と整理整頓がよく行き届いている。

 「生活の乱れは心の乱れです。心が乱れると事故やミスが起こりやすくなります。私は長年そういう指導をしてきました。お二方にもそれはぜひ受け継いでほしいと思います。幸いにして、この地域には一日3回の礼拝が根付いています。礼拝は神との対話をするだけではなく、心の時間を取り戻してくれるものですから。」
 「たしかにそうですね。ルカイル警視正のお考えに賛同します。」篤史が応えた。

 ルカイル警視正はこれまで温かい包容力と厳しさの両輪でこの学校を率いてきたのだ、とソフィアは思った。

 気がつくと、警察学校の空に夕焼けが広がっていた。



作業効率がダウン( ( i _ i )

あまりの暑さに、今はあまりパソコンの部屋にいられず、効率が甚だダウンしてます。
今朝やっと「ルシャナの仏国土2-5」を書き終わりました。

実は、うちにはエアコン が2台あるんですが、パソコンがある部屋のエアコンは古くてつかないんです。
もうすぐ引っ越せば、エアコン1台で行き渡るほど狭くなるんですけどねー。〈ん?〉

私も年なんですかねぇ、熱中症になってしまうと、困った症状が出てくるんです。f^_^;

第2章 アイユーブ警察学校 5

5.通り雨

 ソフィアは夕飯を食べに商店街へ出かけた。
 警察学校の開講までまだしばらくあったが、そういつまでも宮殿のゲストルームに居続けるのも不自然なので、とりあえず週決めの宿に移ったのだ。宿でも朝夕の食事は出してくれるのだが、時折は夕方や宵の街にも出てみなければ、人材は見つけられない。

 と、今まで晴れていた空が、一天にわかにかき曇って雨が降り出し、雷鳴が轟いた。
 人々は慌てて屋根のある場所に走って行く。ソフィアも駆けだした、そのときだった。一頭の馬が彼女や他の人々のところへ走ってくるのがちらっと見えた。

 「あぶないっ!」

 何者かが彼女の腕を強く引き、その勢いで彼女は 斜め後方の地面に転がった。というよりも、その何者かがわざと彼女を転がして、馬の進路から外してくれたように思われた。
 黒い影はそのまま馬の背に飛び乗ると、どうどうと馬を静めて、人々がいる直前で馬を止まらせた。

 一瞬の後、人々の間から拍手が湧き起こった。ソフィアも立ち上がってその人物を見ると、二十代後半くらいの若き女性である。

 「助けてくださって、どうもありがとうございました。」ソフィアが礼を言った。
 「いえ、咄嗟のことで・・・。大変ご無礼申し上げました。どうかお許しください。どこもお怪我はなさってませんか。」
 「え?」

 ソフィアは一瞬考えた。ご無礼とはどういうことか。もしかしたらこの人は私の素性を知っているのではあるまいか。そして、あの身のこなし、ただ者ではない・・・。

 「あの・・・私、ソフィア・トートと申します。よかったら、お礼にお夕飯ご一緒してくださいませんか。」

 相手は少し考え込んだ様子だったが、お断りするのもまたご無礼だからと承知した。

---------------

 彼女は和菓子屋でアルバイトをしているということで、ソフィアはその仕事が終わるまで喫茶店で待っていた。
 時間通りに彼女はやって来た。半ば息を弾ませている。軽い食事を注文しながら、彼女は席に座った。

 「あら、走ってらっしゃったんですか?」
 「お待たせしてはと存じまして。」
 「あの・・・あなたは私にとって命の恩人です。それなのにどうしてご無礼という言葉を私にお使いになりますの?」

 彼女は「あ」という顔をして、ソフィアを見た。

 「やはり、心は出てしまうものですね。・・・実は私は忍びの者で、名を桔梗と申します。私どもは高貴な方々のご尊顔をすべて存じ上げております。姫様のことも、しばらく前から気が付き、それとなく拝見しておりましたところ、先ほどのことが起こりました。」
 「そうでしたか。やはり私のことをご存知だったのですね。改めてお礼を言います。」 
 「勿体のうございます。それに、どうかそのような丁寧語はおやめくださいますよう。・・・それから、先ほどの馬は、雷鳴に驚いて暴走したのだそうです。あとから馬車屋が商店街をめぐって謝っておりました。」
 「なるほど、あの馬はそれで・・・。何にしても、被害がなくてよかった。あなたのおかげです。ところで、あれは合気道?」
 「はい。左様でございます。」

 良い腕前をしている。もしかしたら、この人も良い警察官になるかもしれない。

 「ときに、あなたはどうして町中にいたのです?忍びの者は人前には出ぬはず。」
 「ご懸念はごもっともでございます。数年前の皇帝令で、忍びの者たちはすべての立場を解かれ、一般市民となりました。私は、先祖たる忍びたちが行ってきた殺戮の歴史の代わりに、今度は人を救っていきたいと思っています。だからお金を貯めて、薬科大学に入ろうかと。」

 「そうですか。でも、もしお金を貯めなくても人を救える職業になれるとしたら、他の職業でも構わない?」
 「え?」」
 「実は、私が今ここにいるのは、最高の警察学校の指導官や生徒を募集するためなの。でも、そうはいっても、あなたたちならすぐに察しがついてしまうかもしれないわね。私にはもうひとつ別の目的があります。私は短期間で自分の後継者を育てなければなりません。あくまでも秘密裏にね。」
 「そうだったのですか。」
 「警察官も人を救える職業よ。それに、さっきの合気道も含めて、あなたの技は薬剤師で埋もれさせて良いものではないと思うの。どうかしら?あ、これはあくまでも提案です。もしよかったら、7日の朝10時にアイユーブ警察学校の前に来てください。」
 「わかりました。考えさせていただきます。」
 「ところで、あなたの今のお名前は?」
 「はい、今井はるかと申します。」

 食事を終えて、帰り際にソフィアはふと思い出して言った。

 「そうそう、忍びだった人がもう一人いるの。正式な名前はもう一般市民だけど、たしか昔は楓とか。」

 はるかの顔色が変わった。

 「楓が・・・。楓に会えるのか・・・。」

 あれはもう十年近く前になる。
 ある日、忍びの里全域に皇帝から集合命令がかかった。

 「皆の者、これからわしの言うことをよく聞いて欲しい。・・・今日ただ今より皆の”忍び”の身分をすべて解く。先祖代々、これまでの務めはさぞ辛かったであろう。皇帝として、為政者として、今日までそなたたちの苦しみを解放することができなかったこと、心から詫びる。」

 紫政帝は数分間にわたって深く頭を下げた。人々の間にどよめきが起こった。

 桔梗も、幼なじみの楓と顔を見合わせた。ほんとうに・・・?しかし、皇帝自らがあのように深々と頭を下げている。嘘偽りではあるまい。

 そのすぐ後、いくつかあった村は解体され、人々も思い思いに散っていった。あの日から桔梗と楓はお互いに居場所がわからなくなったままなのだ。


新しいパソコン

新しいパソコンで書いてます。^.^
10年後、おそらくこのパソコンを買い替える頃には私も「高齢者」。人生最後の贅沢と思って、思いっきりカスタマイズしました。

ワイヤレス、Wi-Fi、初めての機能がいろいろありますが、とりあえず前と同じ環境とデータに近づけました。

ATOKと一太郎も入れたいのですが、これらは少し高い位置にあるディスクトレイにセットアップDVDを入れなければならず、頚椎狭窄症で腕が上がらない今の私には無理。ヘルパーさんに頼も。
この点でノートパソコンにすることも考えたんですが、画面が小さいと何かとねぇ・・・。

iTunesがソフトウェアでなく、Windowsストアアプリだけになっていたのには驚いたし、前のパソコンがやっぱりおかしかったんだなと思うところもいくつかありました。

あと、キーボードが・・・キーに隙間がなくて、カバー要らなそうなんですよね。道理で最近売ってないはずだ。。。

ワイヤレスマウスって、ずっと付きっぱなしなんですね。電池で数か月もたせるらしいです。は~・・・。
  

カレンダー

09 2018/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

最新コメント

[10/06 愚呑]
[08/09 愚呑]
[07/27 愚呑]
[07/26 愚呑]
[07/24 紫野]

コメントへの返信について

このブログでは、作者からのお返事は「コメント一覧」にノートマークで表示され、独立した項目では出てきません。コメントを下さった記事を指定してお読み下さい。(ちょっと不便・・・)

プロフィール

HN:
三毛猫モカ
性別:
非公開

忍者カウンター

P R

Copyright ©  -- もみの木ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]