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もみの木ブログ

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今年のニュース

例年は「社会編」と「プライベート編」を分けるのですが、今年は父が亡くなってバタバタしており、余裕がありませんでした。すみません。。。



社会編

権力者たちの横暴
ラグビーに始まった、スポーツ団体トップによる暴力や強要、隠蔽が多く取り上げられました。
スポーツ系の団体って、概ね元は選手だった人たちが役員とかになっている場合が多いんじゃないでしょうか。その競技のことしか分からないし、昔の”スポ根”式でいいと思ってる。
でも今はもう時代が変わってるんです。殴っても、いくら本人が頑張っても、出来ないものは出来ない。科学的に考えなければ何にも変わりません。

アメリカ大統領はやっぱり
なってはいけない人だったみたいですね。自由と平等がないがしろにされています。アメリカの白色人種の人たちだって、もともとは宗教難民で不法移民じゃないですか、っての。
子供は生まれる環境を選べないのです。偶然にどうもこうもなんて、人間ふぜいの誰が言えますか!

ジャーナリスト解放
危険なところだからこそ行って報道しなくてはいけない、それを実行してくれる人がいる。私たちは彼や彼女たちの意思や勇気を尊重すべきだと思います。

あおり運転
最近は、人が荒れてるんですかね。
ちょっとしたことで怒ったり、理不尽なことをしたり。人とは勝手なもので、自分が幸せなときは何とも思わないのに、何か不満があると他の人に酷いことをしたりするようです。



プライベート編

父逝く
去年から症候はあったんですが、あっという間に容体が悪化してしまいました。
命は脆く儚い・・・作品中で私はこう書きました。実感です。
母の死後、15年もよく頑張ってくれたと思います。心から感謝してます。

パソコン買い替え
折も折、パソコンが今にも止まりそうになり、買い替えることに。オールインワンか、ノートかでずいぶん悩みました。
でも、今度引っ越すところが狭いみたいなので、たとえテレビが置けなくなってもいいように、テレビチューナー付きにしておきたかったのです。そうすると、オールインワン型。画面も24インチくらいはないと作業がし辛いですし。

「ルシャナの仏国土」連載開始
実は暇つぶしに、或るRPGをしております。(爆^^^;)
それが良くできていて、主人公たるユーザーとは別のキャラクター達それぞれに物語があって、枝葉のごとく絡み合っているのです。戦いがときに難しいのが大変だけど、よほどしっかりした
シナリオライターがいるのではなかろうかと思っています。少なくともスペイン語使いが一人はいるだろう、とも。(笑)
私のなかの物語も、形にできないかな。と思ってブログに連載し始めました。若いときからの「寝物語」を形にしたのが「ルシャナの仏国土」です。

スペイン語
去年も書きましたが、私の「語学のムシ」が動き出して、スペイン語継続です。
一頃はものすごく高くて手が出なかった語学学習ソフトが、安価版で使えるようになり、それと文法書で、ただ今お勉強中!




今年もお世話になりました。
来る年が皆様にとって佳き年となりますように。
三毛猫モカ 拝
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40年前の11月

あれから40年!・・・というのは綾小路きみまろさんのネタですが。(笑)

40年前、私は青春真っ只中でフォークソング漬けの毎日を過ごしておりました。子供の頃に中村雅俊さんの「ふれあい」を聞いて、高校に入ったらギターを買ってもらおうと決めていたのですが、そこへニューミュージックがガーンと来たんです。「チャンピオン」「秋桜」「この空を飛べたら」「かもめが飛んだ日」「あんたのバラード」・・・数多く流行りましたねぇ、あの頃。
テレビ局も、レコード会社も、当時は”いい歌はどんどん売り出してやろうじゃないか”って雰囲気でしたから、今から振り返ると、覇気に溢れた優しい時代だったのかもしれません。

その前の年に小椋佳さんの「心の襞」を聞いてはいたけど、実際にギターのドレミやコードのしくみを覚えられたのは、「青葉城恋唄」でした・・・。だってこの歌、ドミソ・ドファラ・シレソで出来てるんだもの。”恐怖のFコード”も乗り越えて。
   1978年当時に近い「青葉城恋唄」
あの頃のムネさんはかっこよかった!歌の間合いも好くて、真っ直ぐで。数年後にはクラシカル・コンサートが開けたほど。もし早い段階で良いプロデューサーがついていてくれたらと思うと、今は本当に惜しまれます。

スリー・フィンガーを覚えたのは伊勢正三さんの「22才の別れ」。リズムの練習は「幼なじみ」でやってたりして。

それから当時は・・・まさか小椋佳さんに会えるなんて思ってませんでしたねぇ。なおかつ「今日はよかった」だとか「セットリストが・・・云々」などと、このブログやファンサイトの掲示板でほざいておるのですから、自分でも信じられませんよ。
年月の長さ、運命の歯車とは計り知れないくらい大きなものです。

今はもうギター弾けないし、歩くのもままならなくなってるけれど、悔い無しです。


第2章 アイユーブ警察学校 8

8.天才科学者と弟子

 「いやー、まだ暑いですな。」
 そう言いながら杖をついて食堂に入ってきたのは、周公沢である。紫政帝が紹介してくれた講師の一人だ。ただ、彼だけは実験時の事故の後遺症で足が少し不自由なため、警官という立場をとらないまま、科学を教えるということになっている。そして傍らには弟子の呉章英が付き添っている。公沢の身の回りの世話をしつつ、科学者の道を歩んでいる青年である。

 「こんにちは、博士、呉君。」篤史は彼を”博士”と呼ぶことにした。公沢も、そのほうがよいだろうと同意している。
 「何せ、もう年ですわ。今さら猛訓練なんかできしまへん。」
 「しかし、警察学校へは協力してくださる。」篤史は冗談めかして言った。
 「大恩ある皇帝はんのご依頼とあらば断れまへんやんか。それに、たま~に外の空気を吸うのも悪くはおへんから。」
 彼は弟子のほうをチラリと見て言った。
 
 篤史も公沢の意を察した。
 「ときに、呉君は・・・やっぱり夢は科学省かね。まぁ、博士のこともあるからそのままでも構わないが。」
 「はい、申し訳ありません。僕は科学者になりたいんです。」
 「うん。無理強いはしないよ。ただ、科学だけじゃなくて、他の世界も見ておいたほうが、科学の世界の深層までいけるかもしれない、ということだ。君は、ただ我々を観察していればいい。」
 青年は頷いた。

 二人がこの国に帰化したのは十年ほど前のことだ。
 基幹産業である農業の生産効率を上げるため、紫政帝はトラクターエンジンの開発を指示した。招かれたのが公沢だったが、そのあいだに政治家だった叔父が失脚。比較的裕福だった彼の一族は一転して離散した。公沢も故国に帰れば何が起こるかわからない身の上になってしまったのである。
 紫政帝は、彼らの身を案じて帰化を勧めた。
「ここに籍を置けば、誰も君たちを狙う必要がなくなるが、どうだろうか。それに、どのみち、ものの開発には終わりがない。ここにずっと留まることになるのだろうから。」
「そうですなぁ・・・。ここに来るときも、ある程度の覚悟はしてきたはずやのに・・・。なんや愛おしい言うか、未練みたいなものがありましてなぁ。でも、この子ももしかしたら巻き込まれるかわからんし・・・。仕方あらへん。お世話になりまひょか。よろしゅうお願い致しします。」
「僕のことはええんです、博士。」章英が言った。
 幼いときに両親と死に別れた彼は、親戚の家や施設を転々としながら成長した。人間というものにほとほと嫌気がさし、無機質で純粋な科学の世界にのめり込んでいった。
 公沢は、科学の純粋さに惹かれるという彼に、若い頃の自分を重ね見て、正式なアシスタントとして連れて歩くようになった。章英も公沢のずば抜けた科学的才能と大らかな人柄ゆえに、次第に打ち解けていった。今では心から信頼し、尊敬しきっている。(どこまでもこの博士について行きたい・・・)そう思っていた。
「おまはん、わしが死んだらどうするんや。」公沢も一度そう言ったことがある。
「わしにずーっとついてきてくれとるんは、ほんま嬉しい。だけどなぁ、歳から言うてわしのほうが先に逝くでぇ。おまはんはおまはんや。ちゃんと自分の進むとこ、みつけなあかん。」

 どこからか、竹同士が激しくぶつかる音が聞こえてきた。
 「なんや、すごい音しよるな。行ってみまひょか。」
 公沢に続いて章英と篤史が音のするほうへ行ってみると、武道場で二人の女性が竹刀でやり合っていた。

「腕はなまってないな、桔梗。」
「あぁ、おぬしもな。嬉しいぞ。」

 あとから入ってきた三人は、たちまち立ち会いの激しさ速さ、気迫に圧倒された。人が入ってきたので、二人は竹刀を納めて向かい合って一礼し、近づいてきた。
「春野君だったか。すごい音がしてたぞ。」篤史が声をかけた。
「あ、加賀警視正。それに博士と章英さんまで・・・。響いておりましたか。申し訳ございません。こちら、同じく忍びの者で、今井はるかと申します。久しぶりゆえ、手合わせをしておりました。」亜矢がはるかを紹介した。
「ききょ・・・ではなかった、はるか、こちら、校長の加賀篤史警視正。と、科学者の周公沢博士とアシスタントの呉章英さん。」
「初めまして。今井はるかです。どうかよろしくお願いいたします。」
「君が今井君か。ソフィア警視から話は聞いてるよ。来てくれるのかな。」
「はい。お引き受けする旨、先程ソフィア警視にお伝えしたところです。」
「それはよかった。君のことも楽しみにしてるよ。よろしく頼む。」
「はい。」

 (女の人やのに、あんなにすごい戦い方するんか。)章英は呆然と立ち尽くしていた。
 いや、武道の立ち会いそのものを見るのも初めてだった。彼が育った国では、スポーツはあまり盛んではなかったし、彼自身も学校の部活動になど全く興味がなかったからだ。
 たしかに違う世界、彼の知らない世界がそこにあった。


 今回は、関西弁が出てきます。
大阪の町工場の技術者のイメージなのですが、不自然なところがあるかもです。f^^;
 正直言いますと、関西に行ったのはほんの数回です。でも、なんかのんびりしたいなと思うときに独り言で使っております。。。




[創作コラム-2] 2018年11月19日改訂

[創作コラム-2] 設定と登場人物

 一話ごとの間隔が大きく、誠に申し訳なく思っています。
 さらにブログという形にしていくにあたり、ここは変えないと差し障るだろうという人名や設定を変更している部分も多く、作者もわからなくなっております・・・。
 そこで、設定と登場人物のあらましを書いておくことにしました。これからは毎回いつでもここを参照できるようにしておきます。^^;
変更している部分
  1. 舞台は太陽系の惑星だった
  2. 変更した人名もけっこういる
  3. もともといなかった章英
  4. 仏教を絡める予定ではなかった
・・・のです。(大汗)


第2章 アイユーブ警察学校 7

7.希望
 
 ソフィアが新しく設けられた副校長室で資料を並べていると、事務係のアブドフがドアをノックして入ってきた。
 「ソフィア警視、ご面会の方がいらっしゃってます。今井はるかさんという方です。」
 「あ、彼女ね。わかりました。お通ししてください。」
 
 総招集の日まではまだ日があるが、講師を引き受けてくれるのだろうか、それとも断られるのだろうか。
 
 「姫様にはご機嫌麗しゅう存じます。」
 はるかはまずひざまずいて礼をした。
 「はるかさん、来てくださったのは嬉しいけど、ここでは私は王族ではありません。どうぞ普通になさって。ソフィア警視と呼んでください。」
 ソフィアは親しげに微笑んだ。
 
 (あぁ、この方も女将さんみたいにお優しいんだ。)
 はるかは思った。それまで務めていた和菓子屋の女将もよくしてくれたが、彼女の微笑みと同じだった。

 和菓子屋に入るとき、はるかは自分が忍びの者で解放されて街に出てきたことを和菓子屋夫婦に伝えた。こんな私でいいのでしょうかと。
 大将は言った。
 「これまではこれまで、本当に大切なのは、これからさ。それにあんたは綺麗な目をしている。惚れそうなくらいな。」
 「あんた!」女将がたしなめた。
 「あ、いやいや、手を出すとかそんなんじゃねーよ。ただ、この人にはハキハキしたものを感じるんだよ。」
 「それはあたしも思うね。人助けしたいって人だもの。数年でもいい、あたしたちも雇ってあげよういじゃないか。それにこの人はきっと何でもできるよ。」
 それから数年、はるかは夫婦が見込んだとおりに何でも器用にこなした。接客、材料や商品の運搬、掃除、テキパキと動くその姿は店に清々しい風を吹かせ続けた。
 あの日、警察学校のことを女将に話すと、そりゃぁぜひお引き受けしなさいよ、あんたを失うのは嫌だけど、うちはまたなんとかするから。と言ってくれた。
 「さっきからみんな、あんたが暴れ馬を静めたって話で持ちきりだよ。和菓子屋に置いとくにゃ惜しいってさ。あぁ、あんたが制服着た姿を想像すると、なんだかわくわくするねぇ。卒業したら、一度は凜とした制服姿を見せに来ておくれよ。」
 「はい、ぜひ。」
 女将はしばらく彼女を抱きしめていたが、やがて名残惜しそうに手を離した。

 「それでは、ソフィア警視とお呼びいたします。講師のお話、お引き受けします。和菓子屋は快く承諾してくれましたゆえ。」
 「ありがとう。よろしくお願いします。・・・そうそう、今は春野亜矢さんだけど、楓さんにあなたのことを話したら、なんと幼なじみというじゃないの。もちろん今すぐにでも会いたいわよね。」
 「はい。」
 「それでは行きましょう。」

 二人は女子寮のある部屋の前まで来た。
 「それじゃ、私はここまで。あなたのお部屋は右の五号室にしましょう。夕食は六時半、あとは亜矢さんから聞いて。」
 「どうもありがとうございます。」

 はるかはドアをノックした。はい、という声が聞こえた。聞き覚えのある、懐かしい声に違いなかった。
 扉が開いて、そこにはショートカットの女性が立っていた。
 
 「楓・・・か・・・?」
 「桔梗?桔梗だよね?」

 二人はしばらく立ちすくんだ後、どちらからともなく抱き合った。生きて会えるなんて・・・二人ともそう思っていることは互いにわかる。
 
 「私はあれからあちこちで働いて、お金を貯めて薬科大に入ろうとしていたんだ。それが先祖代々の罪滅ぼしだと思ってね。でも、ソフィア警視と出会って、ここに来た。」
 「そうだったのか。私は人探しをするために戸籍係になった。役所で事情を説明したら、それが紫政帝陛下のお耳に入ったとかで戸籍係に採用して下さったんだ。」
 「人探し?誰を探しているんだ?」
 「隼を覚えているか?」
 「隼・・・。覚えているぞ。そうか、そうだったのか。しかし何故離れ離れになったのだ。」
 「解散令が出ることはあの日まで長老たちにしか知らされていなかった。隼は、そのときたまたまどこかに諜報活動に行っていたのだ。己が使命は親兄弟にも漏らすなかれ・・・ましてや許嫁にもな。」
 「うむ。」
 「そして、数ヶ月前、陛下からこう言われた。こんなにも長い時間をかけても手がかりが掴めないということは、もしかしたらほかの大陸にいるのかもしれぬ。もはやこちらから探しに出向くしかあるまい。今度、従来の型を逸脱するような警察学校のカリキュラムを創る。警官の殉職を減らすためだ。そこで警官になって、海上警察官として探して回る気はないか。もちろんそのあいだも戸籍係には言い置いておくが、と。」
 「なるほど、海上警察なら世界を回れるな。」
 「それにしても、ここでおぬしに会えるとは思わなかったぞ。しかも、キリル様がソフィア警視と名乗っておられるのだからな。驚くことが多い。」
 「姫様は、短期間で後継者を育てるとおっしゃった。紫政帝陛下にしても、殉職する警官を減らしたいというご意向がある。一石二鳥ということだ。それに加えて、おぬしの幸せか。ここには一体いくつの希望や目的が込められているのだろうな。」


  

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